ふくまる日記

毎日の子育てと介護。泣いたり笑ったりしながら書いています

【介護日記】3時間待たされただけで限界突破?「疲れたから寝る」と大掃除放棄した、我が家の「大きな長男」

※今日はちょっと『ブラックふくまる』が出ています。苦手な方は、そっとページを閉じてくださいね。

今年も残すところあと数日。 世間はお正月ムードになりつつありますが、私は今日が仕事納めならぬ「仕事の山場」です。

大量の出荷作業に棚卸し。 早朝から起きてパソコンに向かって、溜まったタスクを片付けていたときのこと。

施設にいる義父から電話が鳴りました。

朝かかってくるときは良いことがありません。 なんだか嫌な予感がして電話に出ました。

「目が痛いから、病院に連れて行ってくれんか」

えっ、今? 今日は12月29日だよ?

「実は数日前から…」に力が抜ける

詳しく話を聞いてみると、なんと「数日前から痛かった」と言うんです。

もうね、その瞬間、心配よりも先にドッと疲れが出ちゃいました。 だって、ここ数日、義父とは頻繁に電話で話していたんですよ?

「体調どう?」って確認するたびに「大丈夫、大丈夫」って言ってたのに。

年末年始はかかりつけの病院も休みになるし、年始は私も実家への帰省がある。親戚だって予定がある。 急に「病院!」となっても簡単に動けないことは分かっていたから、早くから体調を気にしたり、薬の残量を確認したり、しつこいくらい声掛けしていたんです。

なのに、なんで私が一番忙しい今日の、しかも朝一番に言ってくるの…?

先週なら私も時間が作れたかもしれないけど、今日はどうしても外せない仕事が山積み。

病院探しと、夫の「SOS」

電話をしてみると、案の定、近所の眼科は全滅。隣町の眼科まで行かなければなりません。

私が仕事で動けないため、お正月休みに入って大掃除をしてくれていた夫に頼むことになりました。

「ねぇ、お義父さんが目が痛いらしいんだけど、私どうしても仕事終わらないから、連れて行ってくれない?」

そう頼んだ時の、夫のあからさまに嫌そうな顔。

面倒くさいのもあるでしょう。でも、夫が本当に嫌がっている理由は別にあります。 それは、義父と二人きりの空間です。

普段から、二人は私を介してしか会話をしません。 「親父にこう言っといてくれ」と私に伝言するばかりで、直接顔を合わせるとビックリするくらい「無言」なんです。

そんな二人が、片道30分のドライブと、長い病院の待ち時間を二人きりで過ごす……。 夫にとっては、まさに「苦行」だったのでしょう。

そこで夫がとった行動は、なりふり構わないものでした。

ポケモンしていいから!」娘への接待オファー

夫は、掃除の手を止めて娘(小2)の元へ駆け寄りました。

「〇〇ちゃん(娘)、パパと一緒にじいじの病院行こう!ドライブ行こう!」

当然、娘は「えー、やだ。おうちで遊ぶ」とつれない返事。 すると夫は、必死の形相でこう言いました。

「病院の待ち時間、パパのタブレット貸してあげるから! ずっとポケモンのゲームしてていいから!」

「えっ、ほんと!? やる!!」

釣れた(笑)。

普段はゲーム時間を守っている娘も、この特例措置には即座に食いつきました。

建前は「待ち時間が長いから退屈しないように」ですが、私には分かります。 夫はただ、義父との二人きりの空間に耐えられないから、娘を緩衝材として連れて行きたいだけなんです。

「お願い、来て…!」という夫の心の声が聞こえてきそうなほど、必死に娘を急かして準備をさせていました。

でも思い返すと、義父が倒れてから今まで、夫が病院の送り迎えや診察の付き添いをしたことは一度もありません。 「親の面倒は見ないとね」なんて言っていた夫に、私がこの3年間やってきた苦労を知ってもらう絶好の機会。

そう思って、私は複雑な気持ちを飲み込み、3人を送り出しました。

終わらない待ち時間と、夫のイライラ

奇妙な3人旅が出発してから数時間。 一向に帰ってくる気配がありません。

「まだかな…」と思って夫に電話をかけてみました。

「もしもし、どう?」

電話口の向こうから聞こえてきたのは、明らかに不機嫌そうな夫の声。

「まだだよ。全然呼ばれない」

話を聞くと、病院に着いてから1時間半が経過しているとのこと。 「あとどれくらい?」と聞いても「知らん」とピリピリモード。 夫のイライラが受話器越しにビシビシ伝わってきます。

正直、私は心の中でこう思っていました。 (なんだ、まだ1時間半か。私なんて総合病院の予約受診で4時間以上待たされたこともあるし待つなんて日常茶飯事、それくらいで文句言わないでよ)

「はいはい、頑張ってね〜」と適当になだめて電話を切りましたが、それからさらに時間が経過。

1時間…2時間…。 気づけば、出発してから3時間を優に超えています。

さすがにここまで長くなると、さっきまでの「私の苦労を知れ!」という気持ちも萎んでいき、 「うわぁ、年末の病院ってこんなに混むんだ…かわいそうに…」 と、同情の気持ちが湧いてきました。

そしてなにより、夫のことより娘のことが心配になってきました。

娘の成長を感じた瞬間

そんな殺伐とした待ち時間の中で、意外だったのが娘の様子です。

夫の話によると、娘はずっと画面に張り付いているわけではなく、適度に休憩を入れながら過ごしているそう。

「目が悪くなるから、時々は遠くを見て休憩するんだよ」

私が普段から口うるさく言っていることを、ちゃんと守っているみたいなんです。 画面から目を離して、お利口さんに休み休み待っている。

イライラが募る大人の横で、文句も言わずに静かに待てるようになった娘。 「ゲームし放題」という条件があったとはいえ、なんだかちょっと成長を感じました。

帰宅後の衝撃。「目は何だったの?」

昼過ぎ、やっと夫の車が帰ってきました。 義父を施設に送り届けてから帰宅したようで、夫と娘の二人だけが玄関に入ってきました。

「お帰り、大変だったね。長かったね〜」

そう声をかけながら、まずは一番気になっていたことを聞きました。

「で、お義父さんの目は何だったの? 結膜炎とか?」

すると夫は、不機嫌そうに靴を脱ぎながらこう言い放ったのです。

「知らん」

……え?

「話すのが面倒だから聞いてない」

耳を疑いました。 3時間以上も病院に行っていて、「知らん」ってどういうこと?

「え、先生の話聞かなかったの?」

「聞いてない。話するんがめんどくさいから、俺、院内に入ってないもん。駐車場で待ってただけ」

……絶句です。

夫は、義父を受付まで連れて行ったあと、娘と一緒にずーっと車の中にいたそうなのです。 診察室に一緒に入るどころか、待合室にすらいなかった。

だから、どんな検査をしたのか、先生が何と言ったのか、薬が出たのかどうかも全く把握していませんでした。

まあ、娘が一緒だから院内で待てないとか、診察室に行かないのはまだ理解できます。 でも、帰りの車の中で聞きませんか? 気になりませんかね?

さらに夫の口撃は続きます。

「1時間半くらいで呼ばれるって言ってたのに、結局3時間もかかった。ほんま疲れた」

いや、車でスマホいじって待ってただけでしょ? そう喉まで出かかりましたが、極め付けの一言が飛んできました。

「〇〇(娘)がお腹すいてるから、何か作ってあげて」

はぁ!?

今、何時だと思ってるの? お昼をとうに過ぎてるじゃない。

病院の横にはコンビニもあるし、待ち時間が長引くなら「ちょっと抜けておにぎりでも買ってくるか」とか、娘のために動くでしょ?言われないと分からないの?

そもそも、娘に「ついてきて」と頼み込んだのはあなたです。 自分の都合で連れて行って、お腹をすかせたまま帰宅させて、「俺は疲れたから飯作って」って……。

「疲れたから寝るわ」

そう言って、夫は寝室へ消えていきました。 やりかけの大掃除の道具をそのままにして。

私の中に、ワラワラと黒い気持ちが湧き上がってくるのを感じました。

そろそろ本当に戦うポケモンに進化しそうです(笑)

www.fukumaru2525.com

私が子育てと仕事と家事、そして義父の病院の付き添いをしていたこの数年間。 帰ってきて「疲れたから寝る」なんてふて寝した日は、ただの1日もなかったんですけど?

結局、義父の目は…

イライラしていても仕方がないので、娘に遅めのお昼ご飯(うどん)を作り、その間に施設にいる義父に電話をしました。

「お義父さん、目どうだったの?」

「異常はなかったみたいや。乾燥が原因みたいや。」

異常なし。乾燥が原因。 

痛みがあったから薬は処方してもらったよう。

まあ異常はなかったし、よかった……けど、このドタバタ劇は一体何だったの。

ふと、昔の夫の言葉を思い出します。

「長男だし、親の面倒は見ないとね」 「何かあったら俺が動くから」

口ではなんとでも言えるんだなぁ。 いざ蓋を開けてみれば、たった一度の通院すらまともに付き添えず、娘のお腹すら満たせず、帰ってきてふて寝。

これが、私が頼りにしようとしていた「親の面倒を見る息子」の姿なのかもしれません。

結局、大掃除の続きは私がやることになりそう。

でもまあ、今回の一件で夫も懲りただろうし、私も「夫には期待できない」というデータが更新されたので、ある意味よかったのかもしれません(強がり)。

とりあえず、お利口に待っていてくれた娘に 「長い時間たいへんだったねー。よく待っててくれたね。ありがとうー」 と声をかけると、

「じいじの病院長くて疲れたけど、大丈夫だったよ! お腹すいたー」

とニコニコ笑顔で返してくれました。 (夫よ見習え!)

この笑顔に癒されて、なんとか私の黒い気持ちも収まりそうです。

みなさんも、年末の急なトラブルにはどうぞお気をつけて。

※リンクにはアフィリエイト広告を含む場合があります。

今日も読んでいただきありがとうございました。 ランキングに参加中です。 ポチっと応援していただけると嬉しいです。