おはようございます!ふくまるです。
我が家は、年末の「眼科で3時間事件」のあと、少しだけ家庭内の空気がピリついておりましたが、なんとか無事にお正月を迎えることができました。
夫もさすがに、私の冷ややかな視線と「俺は車で待ってただけ」発言への反省があったのか、それとも単に気まずかったのか。 年末のギリギリになって、突然「親父、買い物連れて行くわ」と言い出しました。
夫なりの罪滅ぼし?
「え、珍しい。雨降るんじゃない?」 なんて皮肉は飲み込んで、「行ってらっしゃい」と送り出しました。
帰ってきた義父の手には、日用品や飲み物や好きなおやつ。 夫なりに、眼科での一件を挽回しようとしたのかもしれません。
まあ、買い物くらいでチャラになるとは思っていませんが、夫も反省して(?)行動したし、義父が嬉しそうだったのでヨシとしましょう。
おかげで、1月1日の元旦は、親戚も交えて穏やかな気持ちで食卓を囲むことができました。
お正月に食べたおせち👇
笑い話だと思っていた「転倒」の話
おせちをつつきながら、久しぶりに会う親戚や義父との会話が弾みます。 そんな中、義父が何気なく言った言葉が少し気になりました。
「こないだ大浴場のマットに足の爪が引っかかって、転んでしもうてなぁ」 「掃除機かけよったら、コードに気づかんで絡まって転んだわ」
みんなと久しぶりに会えて上機嫌な義父は、笑い話のように話します。 私もその場の雰囲気を壊さないように、 「もう〜、お義父さん気をつけてよ〜。足元よく見てね」 なんて、軽く返していました。
義父は脳梗塞の後遺症があるとはいえ顔色もいいし、今のところ大きな怪我もない。 「転んだ」と言っても、まあ年相応のうっかりかな。
そんな風に、どこか遠い話のように捉えていたんです。 数時間後に、その「現実」を思い知ることになるとは思わずに。
私の腕にかかった「命の重さ」
夕方になり、義父を施設へ送っていくことになりました。 夫に親戚や子供たちの対応をお願いして、私が一人で車で送っていくことに。
「楽しかったね、またみんなで食事しようね」 そんな会話をしながら施設に到着し、車から降りようとした時です。
助手席のドアを開け、義父が地面に足を下ろそうとした瞬間。 膝がカクンと折れたように、義父の体が大きくグラつきました。
「あっ!」
とっさに私が腕を伸ばして、義父の体を支えました。 その瞬間、ズシリと重たい衝撃が私の腕と腰に走りました。
重い。 めちゃくちゃ、重い。
義父は標準的な体型です。決して太っているわけではありません。 私も昔から運動をしてきたし、まだ30キロの米袋だって持てる、力がない方ではないと思っていました。
でも、自分の力で立とうとしていない、バランスを崩した大人の体というのは、想像を絶する重さでした。 いわゆる「死に体(しにたい)」のような、コントロールの効かない重力そのもの。
「よいしょ、よいしょ!」
必死で踏ん張って、なんとか体勢を立て直させましたが、私の背中には冷たい汗がびっしょり。
車の乗り降りの時は、念のため横にいるようにしていたのですが、このことが本当に良かったなと、後から思いました。

もし、私が支えきれずに手を離してしまっていたら? コンクリートの地面に叩きつけられて、大腿骨骨折でもしていたら?
一瞬にして「寝たきり」や「入院」という言葉が頭をよぎり、心臓が早鐘を打ちました。
過信していたのは、私かもしれない
「ごめんごめん、悪かったなぁ」 と笑う義父の横で、私はまだドキドキしていました。 昼間、「気をつけてよ〜」なんて軽く言っていた自分を殴りたい。
家に帰ってから気になって調べてみて、さらにゾッとしました。 厚生労働省の調査によると、高齢者が「要介護(寝たきりなど)」になる原因の、なんと第3位が「骨折・転倒」なんだそうです。
出典:生命保険文化センター
認知症や脳卒中についで多く、全体の10%以上を占めているとか。
「たかが転倒」じゃないんです。 あの時、もし支えきれずに骨折していたら……。 あの一瞬が、義父の、そして私たちの生活をガラリと変えてしまう「運命の分岐点」だったのかもしれません。
義父の足腰は、私が思っている以上に弱っているようです。 マットやコードで転んだというのも、単なる不注意ではなく、足が上がっていない証拠。 車から降りるという日常の動作ひとつが、こんなにも命がけの綱渡りだったなんて。
人を支えるというのは、ただ力を貸すだけじゃない。 その人の生活や、その後の人生まで背負うような、怖いくらいの責任があるんだと痛感しました。
とりあえず、数日後に訪問リハビリの更新手続きがあって主治医の先生に会う予定です。 今回あった転倒の話や、車でのヒヤッとした出来事を伝えて、今後の対策を相談してこようと思います。
「まだ大丈夫」は、いつの間にか「もう危ない」に変わっている。 お正月の楽しい空気の中で、ふと突きつけられた介護の現実でした。
みなさんも、親御さんの「転んだ」という話、笑い話で済ませずにちょっとだけ気にかけてあげてくださいね。
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