「えべっさん、行ったん?」
徳島に来てからこの時期になると、義実家や近所の人によく聞かれました。
結婚する前は「えべっさん」なんて全く知らなかった私。こんなのがあるんだなぁって、最初はびっくりしたのを覚えています。
でも、郷に入っては郷に従え。 今ではすっかり我が家の恒例行事になりました。
🎋 ふくまるの豆知識:えべっさんって?
「えべっさん」は、七福神のひとり「えびす様」のお祭りのこと。
関西やここ徳島では、お正月と同じくらい大切にされている行事なんです。
「商売繁盛で笹持ってこい♪」という掛け声が有名です。
この日に「福笹(ふくざさ)」という縁起物を買って、家内安全や商売繁盛をお願いします。
毎年1月9日・10日・11日の3日間。
- 9日:宵えびす
- 10日:本えびす
- 11日:残り福
と言われていて、この期間は街中がお祭り騒ぎになります。
※お祭り専用の駐車場は見当たらなかったので、駅近くのコインパーキングを使いました。
今年はちょうど三連休。 「久しぶりにパパも一緒に、3人で行こうか!」なんて言っていたのですが……。
まさかの、夫が入院してしまいました。
パパがいない三連休の過ごし方
命に関わるような緊急事態ではないものの、やっぱり家に夫がいないのは心細いものです。最近は少しパパにそっけない時がある娘も寂しそうにしています。娘も楽しみにしていたようで、「パパ、行けないね」と少ししょんぼり。
でも、「まあ、仕方ない!」と切り替えるのが私の強さ(笑)
ふさぎ込んでいても仕方ないし、何より娘の目当ては「神様」よりも「屋台」ですから。
「パパの分まで、私たちが福をもらいに行こう!」 そう言って、二人で行ってきました。


娘の楽しみと、母の祈り

「ママ、見て!わたあめ!」 「あ、ポテトもあるよ!」
参道に入った瞬間、娘の目が輝き出します。 すでにすごい人出でしたが、なんとか流れに乗って参拝し、お目当ての屋台も楽しむことができました。
娘はわたあめとピカチュウの飴細工を買い、くじ引きをしました。


しかし、驚いたのが帰る時です。 参拝を終えて戻ろうとすると、なんと入場規制がかかっているではありませんか! これから参拝する人たちの列が、屋台のある道のほうまでずらーっと続いていて……。
「あと少し遅かったら、随分時間がかかったかも…」 思わずヒヤッとしました。三連休のえべっさん、恐るべしです。
人波に揉まれて歩くのも「徳島の正月だなぁ」なんてのんきに感じていましたが、本当にタイミングが良かったです。
いつもの私なら「自分の商売の収益アップ!」なんてお願いするところですが、今年のお願いはただひとつ。
「夫が早く元気になって、家に帰ってこれますように」「家族みんなが健康に暮らせますように」
その足で、病院へ
神社の参拝と、娘の屋台巡り(花より団子ですね)を終えたその足で、夫の病院へ向かいました。 「パパ、お土産話喜ぶかな〜?」なんて娘と話していたんですが……。
ここでまさかの事態が。 なんと、今回は子供が面会禁止だったんです。(原則12歳以下は入れません)
もちろん、入院説明の時に用紙を渡されてはいました…。
しかし、以前は個室なら大丈夫ですよーと子供も入れてくれたので、その感覚で「今回も大丈夫だろう」なんて甘く考えていたんです。 でも、今はインフルエンザやコロナもまた流行っていますし、万が一ウイルスを持ち込んでしまったら大変。 患者さんを守るためのルールですから、こればかりは仕方ないですよね。
結局、そのまま病室に行くことはできず、病院の駐車場からテレビ電話をすることにしました。
画面越しの夫は、思ったより顔色が良くてひと安心。 やっと絶食からの回復食が始まったばかりの夫は「お腹すいた〜、お腹すいた〜」 なんて言っていましたが、食欲があるのは元気な証拠ですね。
直接会えなかったのは残念だけど、 「お腹すいた」って言えるくらい回復している姿を見られて、私も少しホッとしました。
お祭り騒ぎの神社と、静かな病室(画面越しだけど)。 このふたつの場所を感じながら、改めて「家族が元気に揃うこと」の大切さを噛み締めた一日でした。
まとめ
香川にいた頃は知らなかったお祭りだけど、今では私たち家族の大切な節目。
今年はちょっと変則的な形だったけど、来年はまた3人で、あの人混みの中を歩けますように。 夫が退院したら、快気祝いも兼ねて美味しいものでも食べようと思います。
みなさんも、寒暖差が激しいので体調には気をつけてくださいね。
今日も読んでいただきありがとうございました。 ランキングに参加中です。 ポチっと応援していただけると嬉しいです。