ふくまる日記

毎日の子育てと介護。泣いたり笑ったりしながら書いています

【公開】親の介護費用、年金2万で足りる?生活保護で施設に入れた収支と「家族負担0円」の仕組み

「親の介護費用、年金だけで足りるの?」 これは、私たち世代にとって一番怖い悩みですよね。

以前の記事で、私の義父(74歳)の実家が競売にかけられた話を書きました。

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実はその家、競売でも買い手がつかず、いまだに売れずに宙ぶらりんの状態です。義父母はそれをどうにかしようとする様子もなく。私も静観している状態です。

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借金と差し押さえの問題は片付かないまま、住む場所だけは失ってしまう…。 そんな極限状態の中、義父の手元にあるのは月額2万8000円(年金給付金含む)というわずかな国民年金だけでした。

「もう路頭に迷うしかない…」と絶望していましたが、結論から言うと、義父は今、「生活保護制度」を利用してケアハウス(軽費老人ホーム)で暮らすことができています。

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今回は、誰もが気になる「生活保護で施設に入った場合のリアルな家計簿(収支)」と、入居に至るまでの「修羅場(事故物件しか借りられなかった話)」を、包み隠さず公開します。

【公開】年金2.8万+生活保護。義父のリアルな収支内訳

生活保護で施設なんて本当に入れるの?」 「家族が不足分を払わないといけないんじゃ?」

と不安な方も多いと思います。 実際に、現在の義父のお金の流れはこうなっています。

▼ 収入の部(1ヶ月あたり) 義父の場合、年金だけでは最低生活費に届かないため、足りない分が生活保護費として支給されます。

  • 本人の年金: 約 28,000円

  • 生活保護: 約 64,000円 (生活扶助 + 住宅扶助の合計振込額)

【収入合計】:約 92,000円

▼ 支出の部(ケアハウスの費用) ここが一番の驚きポイントでした。

  • ケアハウス利用料: 約 83,000円 (家賃、管理費、食費3食分、光熱費込み)

※ここがポイント ケアハウスの事務費(利用料)は、入居者本人の収入(年金額)によって金額が変わります。義父は収入が一番少ない区分なのでこの金額ですが、収入が多い方は負担額が増える場合があるので、詳しくは施設や役所に確認してくださいね。

▼ 手元に残るお金(お小遣い)

92,000円(収入)- 83,000円(支出)= 約 9,000円

この残った8,000円〜9,000円が、義父の純粋な「お小遣い」です。 ここから生活用品や好きなジュースを買ったりしていますが、今のところ私たち家族の金銭的な持ち出し(負担)は「0円」で回っています。

入居前は「個室の電気代は実費」と聞いていて、「冬場は高くなるかな…」と覚悟していたのですが、通帳を確認すると2ヶ月連続でほぼ83,000円。 電気代も込みで生活保護費の範囲内に収まるようになっているのは、家族として本当に助かります。

アパート全滅!唯一残ったのは「事故物件」だけだった

結果的にケアハウスに入れましたが、ここに来るまでは本当に大変でした。

義実家が競売にかかり(まだ売れていませんが住めなくなりそうになり)、最初は「施設なんて申し訳ない」と安いアパートを探したんです。 でも、現実は甘くありませんでした。

「70代」「単身」「低年金(生活保護)」

という条件では、不動産屋さんにことごとく断られます。 何件も断られ続けて、やっと「ここなら審査が通るかも」と紹介された唯一の物件。 もうここしかない、とホッとしたのも束の間でした。

「あそこ、事故物件らしいって知人に聞いたわ。断るわ!」

契約直前なって義父がそう言い出したんです。 これには正直、堪忍袋の緒が切れそうになりました。保証人の審査を通過した夫もこれには怒っていました。

選べる立場じゃないのに。 もう後がないのに。 どれだけ頭を下げて探したと思ってるの…。

(30年ほど前に事故があった物件らしいです。)

でも、本人が「事故物件に住むのだけは嫌だ」と頑として譲らず。 これでアパート探しは完全に詰んでしまいました。

ケースワーカーさんに疑われた入居

ケアハウスの話が出て、空きが出たと連絡が来たとき、「よかった。」 と思って役所に相談しましたが、ここでも一悶着ありました。

担当のケースワーカーさん(CW)に、 「お義父さん、今度こそ本当に入りますか?」 「また選り好みして断るんじゃないですか?」 と、何度も念押し(というか疑い)をされたんです。

以前、せっかく見つかったアパートを直前で断った「前科」があるため、CWさんも慎重になっていたんですね。

私がいくら「大丈夫です」と言っても信用されないかもしれない。 そう思った私は、CWさんにこう伝えました。

「私が言ってもまた変わるかもしれないので、直接本人と話をしてください」

そして、義父に受話器を渡しました。 義父はCWさんに対して、自分の口で「今度は絶対に断りません。入ります」と、決意を伝えていました。

実はケアハウスの職員さんにも何度も意思確認されました。

手続きは「スピード勝負」だった

義父の覚悟が伝わり、運良くケアハウスに「空き」が出た瞬間、そこからは時間との戦いでした。

実は担当のCWさんにとっても、「生活保護受給者がケアハウスに入る」という手続きは初めてのケースだったそうです。 それでも、ケアマネージャーさんや施設の方と密に連絡を取り合ってくれて、猛スピードで契約が進みました。

この連携がなければ、義父は今ごろ行き場を失っていたかもしれません。本当に感謝しかありません。

ただ、ケアハウスも順番待ちで、申し込んだ時点では「いつ入れるか分からない」と言われていました。

決断しない場合は当然ですが、次の人に順番がまわります。

まとめ:金は出さないが、手は出す

「親の介護費用を負担していない」と言うと、無責任に聞こえるかもしれません。 でも、私たち夫婦は「お金は出さない(出せない)けれど、手は出す」というスタンスで義父に関わっています。

  • お金の援助はしない(制度に頼る)

  • その代わり、病院の送迎や必要な手続きなどの「身体的な援助」は家族がする

これが、今の私たちにとって一番無理のない、長く続けられる介護の形だと思っています。

実家がまだ売れずに宙ぶらりんという不安は残っていますが、少なくとも義父が安心して眠れる場所は確保できました。 もし今、親の年金が少なくて「もう打つ手がない」と悩んでいる方がいたら、諦めずに役所に相談してみてください。道は必ずありますから。

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