先日、徳島にある「15番札所 阿波国分寺」へ行ってきました。
今回は、県外からお遍路に来ている友人も一緒です。
友人は高知の方から「逆打ち(ぎゃくうち)」で回ってきていました。
いつもは娘とドタバタ回っている私ですが、今日はなんだか少し違う、穏やかで背筋が伸びるような時間になりました。
👇今までのお遍路記録
久しぶりのお経。友人の優しさに包まれて
山門をくぐり、本堂の前へ。



実を言うと私、ちょっとお遍路の間隔が空いてしまっていて…。
お恥ずかしいことに、唱えられると思っていたお経の読み方を、忘れかけていたんです。
👇前回行った安楽寺
隣に立つ友人にそのことをこぼすと、 「大丈夫、大丈夫」 と、私のペースに合わせて、ゆっくりとお経を唱えてくれました。
友人の落ち着いた声に重なるように、私もそれに続く。
忘れていたリズムが、境内の静かな空気の中に溶け込んでいくのを感じて、なんだか温かい気持ちになりました。
効率やスピードばかり気にしがちな毎日だけど、 こうして誰かに助けてもらって、自分のペースを取り戻す。
とても尊い時間を過ごさせてもらいました。
歴史が息づく、重厚な本堂と「トイレの神様」
15番札所 国分寺の本堂は、江戸時代に再建された歴史ある建物です。

どっしりとした佇まいを見上げると、 長い年月、たくさんの人の祈りを受け止めてきたんだなぁ…としみじみ感じます。

そして、このお寺で忘れてはいけないのが「烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)」様。

戦国時代の火災を唯一免れたという、とっても力強い神様なんです。
「トイレの神様」としても有名で、下半身の病気にご利益があるのだとか。
「家族みんなが、ずっと元気に歩けますように」 そう願いを込めて、しっかりお参りしてきました。
納経所にはトイレに貼るお札もあって、 健康への願いがぐっと身近に感じられる、不思議で温かい場所でした。
幻の名勝?巨石が並ぶ美しい庭園
今回は残念ながら写真を撮ることができなかったのですが、 国分寺には国の名勝にも指定されている、とても立派な「庭園」があるんです。
池泉観賞式(ちせんかんしょうしき)という様式の大きなお庭で、 そこに使われている立石は、全国の庭園の中でも随一といわれるほどの巨石なんだそう。
写真でお見せできないのが残念ですが、 その場所にあるだけで空気がキリッと引き締まるような、そんな歴史の重みを感じました。
いつかまた、ゆっくりとその美しさを目に焼き付けに来たいなと思います。
境内の隅っこに見つけた、1300年前の記憶

境内の片隅には、かつての「七重塔」の土台だった大きな石が置かれています。
天平時代からここにお寺があったという証拠。
はるか昔の情景に思いを馳せるひととき。
一人で回るのもいいけれど、こうして誰かとこの景色を共有できるのは、 やっぱり嬉しいものだなぁ、と思いました。
15番札所 国分寺のまとめ
今回の参拝を振り返ると、お寺の歴史はもちろんですが、 何より「仲間と唱えるお経はいいな」と心に残る一日でした。
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友人の「ゆっくり」に助けられ、お経の心を思い出す。
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歴史ある本堂と、珍しい「トイレの神様」にパワーをもらう。
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写真には撮れなかったけれど、名勝に指定された庭園の空気を感じる。
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1300年前の礎石を見て、時の流れの不思議を感じる。
「逆打ち」で頑張る友人の背中を見送って、 私もまた、自分のペースで一歩ずつ進んでいこうと心に決めました。
次はまた7番札所から行こうと思います。
🚗 15番札所 国分寺へのアクセス・駐車場メモ
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駐車場の有無:あり(約20台)
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駐車料金:無料
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ここがポイント: 駐車場はお寺のすぐ目の前にあって、境内まで平坦でとっても歩きやすいです。 徳島市内からも近く、道も広いので運転が苦手な方でも安心ですよ。
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道の狭さレベル:★★☆☆☆ (お寺の周辺だけ少し住宅街を通りますが、基本的にはスムーズです)
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トイレ:あり(駐車場横)
今日も読んでいただきありがとうございました。
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