
週末、ちょっと早めの父の日。
義父を招いて、食事会を開くことにしました。
実はこの話、少し前にブログにも書きました。
「今年はプレゼントじゃなくて、食事会をプレゼントにしよう」
そう決めていました。
物を贈るんじゃなくて、時間を贈る。
そんな感じです。
メニューはちょっと豪華に
当日のメニューは、カニ鍋。
牛のたたき。
サラダやオードブルも少し。
「今日くらいは、ちょっと贅沢しよう」
そう思って、いつもより気合を入れて準備しました。
でも、準備って意外と時間がかかるんですよね。
買い出し、下ごしらえ、盛り付け……。
バタバタしているうちに、あっという間に時間が過ぎていきます。
私が準備に追われている間に……
そしたらね。
私がキッチンでバタバタしている間に、夫と娘が義父を連れて出かけると言い出しました。
「ちょっと買い物行ってくるわ」
そう言って、3人で車に乗り込んでいきました。
うちの夫、義父と二人きりだとどうも会話が続かないタイプなんですよね。
なので、こういうときはいつも娘を“召喚”するのが我が家の定番。
娘がいると、なんとなく空気が和むみたいです。
正直、なんとなく「手伝ってほしいことあったんだけどな……」なんて思っていたんですが。
まあいいか、と思って、引き続き準備を進めることにしました。
8ヶ月になる姪っ子ちゃんの赤ちゃんに、まさかの人見知り
食事会には、もうすぐ8ヶ月になる姪っ子ちゃんの赤ちゃんも来ていました。
小さくてふわふわで、とにかく可愛い。
でも、ここで予想外の出来事が。
いつもおしゃべりが止まらない娘が……。
静か。
えっ、誰この子?
普段の娘を知っている分、その変化に思わず笑ってしまいました。
赤ちゃんを前に、なんだかモジモジ。
遠くからチラチラ見ているだけで、近づくこともできない様子。
「あれ、いつものおしゃべりは……?」
心の中でそうツッコミながら、見守ることにしました。
終盤、おしゃべりが帰ってきた
それでも、時間が経つにつれて少しずつ変化が。
赤ちゃんの近くに座ってみたり。
小さい手をじーっと見つめたり。
そして食事会の終盤になると。
「ねえねえ、見てこれ!」
「赤ちゃん、こっち向いた!」
いつもの調子が、すっかり戻ってきていました。
最初のモジモジっぷりが嘘みたいです(笑)。
小さい子の前だと緊張するのは、大人も子どもも同じなんですね。
娘なりに、ちゃんと「お姉さん」しようとしてたのかもしれません。
帰りの車で、初めて知った話
食事会が終わって、義父を施設まで送る役目は私。
夕方、二人だけの車内。
なんとなく静かな空気の中、義父がぽつりと言いました。
「今日、息子がお酒買ってくれたんや」
え? そうなの!?
全然知らなかった……!
聞けば、買い物に行った時に、夫が義父にお酒を買って渡していたみたいです。
それだけじゃなく、義父の大好きなお菓子も。
小さな小瓶に、夫なりの気遣いが
「お酒」と聞いて、最初はちょっとびっくりしました。
実は、当日飲んでもらう分のお酒は、もうこちらで用意していたんです。
義父のために、少しいいお酒を、ほんの少しだけ。
食事会の席で、それを楽しんでもらうつもりでいました。
でも、夫が買っていたのは、それとは別のもの。
持ち帰り用の、小さな小瓶。
「あ、これは……夫なりに考えたんだな」
その場で飲む分は、もう私が準備している。
じゃあ、施設に帰ってからの分を、自分が用意しよう。
そんなふうに考えたのかもしれません。
普段から私が、義父のことを思って「お酒はちょっとだけにしてね」なんて言っているのを、夫もちゃんと見ていたみたいです。
実はお医者さんからも止められているわけじゃなくて。
以前確認したときも「たまになら大丈夫」と言われていました。
そのことも、前に夫に話したことがあったんです。
だからこそ、夫は「ゼロにする」じゃなくて、「ちょっとだけ、いいものを」という選択をしたんだろうな。
私だと、つい「気をつけてね」って言っちゃう
正直、ちょっと意外でした。
だって、私が一緒だったら。
「お菓子は控えめにね」
「お酒もちょっとだけにしてね」
なんて、ついつい言ってしまいます。
身体のことを考えると、どうしても気になっちゃって。
でも、夫は違ったみたいで。
制限するんじゃなくて、ちょうどいい量で、楽しんでもらう。
そういう選び方をしたんだなぁって。
普段はそんなに会話も多くないし、気の利いたことをするタイプでもない夫。
なんなら、義父のことは私に任せっきり。
なのに、こういうところでさらっとやってくれる。
「たまにはやるな、夫」
車を運転しながら、思わず心の中でつぶやいてしまいました(笑)。
「今日はプレゼントやからね」
施設に着いて、義父を見送るとき。
「今日はちょっと早いけど、夫と私からの父の日のプレゼントやからねー」
そう声をかけました。
すると、義父はすごく嬉しそうな顔で。
「ありがとう。」
たった一言だったけど。
その一言に、なんだかいろんな気持ちが込められている気がして。
物を贈るのも、時間を贈るのも、どちらも形は違うけど、想いはきっと同じ。
これからも、こうして同じものを食べて、一緒に笑える時間を、できる範囲でやっていこう。
そんなことを思いながら、施設を後にしました。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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