先週あたりから、急に寒くなりましたね。
私の住む地域でも朝晩は冷え込んで、我が家もあわててリビングの冬支度をしました。
先日、義父の通院の付き添いがあったんですが、その帰りの車内でふいに言われたんです。
「な、100円玉にくずしてくれんか?」
何に使うんだろう?と思って聞いてみると、施設のコインランドリーで乾燥機を使いたいとのこと。
雨の日は洗濯物が乾かないから、乾燥機を回すんだそうです。
なるほど、それなら必要だよねと思って、その場では両替をして渡しました。

「暖房代がもったいない」という理屈
数日後、あまりにも寒い日が続いたので、気になって義父に電話をしました。
「寒いけど大丈夫?部屋あったかくしてる?」
そう聞くと、義父から返ってきたのは予想外の言葉でした。
「これからコインランドリーに行くんよ」
え、また?と思ったので、私は言いました。
「今の季節、部屋の中も乾燥してるし、部屋干ししてたらすぐ乾くよ?わざわざ行かなくてもいいんじゃない?」
すると義父は、
「部屋で干したら、乾かすために暖房をつけなきゃいかん。電気がもったいない。」
……え?
思わず電話口で固まってしまいました。
コインランドリー代はOKで、暖房代はNG?
さらに話を聞くと、驚きの事実が。
この寒さの中、まだ部屋のエアコン(暖房)を一度もつけていないと言うんです。
「電気代がもったいないから、電気毛布にくるまってれば大丈夫」だと。
いやいや、ちょっと待って。
そこ、計算おかしくないですか?(笑)
コインランドリーの乾燥機って、1回100円じゃ乾ききらなくて、結局追加して何百円かかかってるみたいなんです。
その数百円はポンと出すのに。
部屋のエアコン代は「もったいない」と感じる。
今のエアコンって性能もいいし、1日数時間つけたって何百円もしないはず。
それに、部屋に濡れた洗濯物を干せば、加湿器代わりになって喉にもいいし、暖房をつければ一石二鳥なのに……。
老いのこだわりなのか、性格なのか
私がいくら「部屋干しの方が経済的だよ」「風邪ひく方が医療費(私の負担)かかるよ」と説明しても、義父には響きませんでした。
「もったいない」の基準が、私とは完全にズレているみたいです。
毎日洗わなくても、晴れた日だけにまとめて洗濯するとか、方法はいくらでもあると思うんですけどね。

「乾燥機代はチャリンと入れるから使った感覚があるけど、電気代は見えないから怖いのかなぁ」
夫とそんな話をしましたが、正直なところ理解はできてません(笑)。
結局、こちらの理屈は通じそうにないので、
「とにかく寒いなら暖房をつけて!倒れられたら困るから!」
とだけ念押しして電話を切りました。
今日、夫も連れて施設へ行ってみようと思います。
高齢者の「節約ポイント」の謎。
みなさんの周りでも、こういう「え、そこ?」っていうこだわり、ありませんか?
風邪をひかないことだけを祈るばかりです。
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