ふくまる日記

毎日の子育てと介護。泣いたり笑ったりしながら書いています

《回想録》騒動後に開かれた家族会議 

これは少し過去のことを振り返っています。

義父が突発的な行動をして大きな騒ぎになったあの日のすぐあと、夫の兄弟や親族が集まって今後について話し合う家族会議が開かれました。
義父の騒動👇

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そこで話題になったのは、義母が遊び歩いていたことや不倫の疑い、そしてとてつもない借金のこと。
不倫については証拠がないと分かっているのか、義母は堂々と「そういう関係じゃない」と言い張っていました。
借金についても曖昧な返答を繰り返し、覚えていないのか、わざとなのか分からないままの態度を取り続けていました。

その場では「義父の面倒は夫が」「義母の面倒はもう一人の兄弟が」といった役割分担のような話まで出ました。
けれど正直、私は心の中で思っていました。
「まだ誰も状況をきちんと把握できていないのに、今そんな話をする時?」と。

同席してはいましたが、血縁関係のない私には口を出せるような雰囲気もなく、どこか他人事のような感じでした。
でも、胸の奥にはどうしようもない重たさがのしかかっていたのを覚えています。

そして、この会議の中で私に関わることもありました。
今まで義母に任せていたお金の管理を、これからは私にしてほしい――義父と夫からそう頼まれたのです。
特に義父からは頭を下げられて頼まれました。
義実家を出た時に言われた言葉もあったので引き受けるか迷いましたが、誰かがやらないといけないと思い引き受けました。

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でも正直なところ、しりぬぐいのような、後始末のような作業を押しつけられた気持ちもありました。
「どうして私が…」という戸惑いと、「誰かがやるしかない」という諦めが入り混じっていました。

そこから少しずつ、義母が隠していた借金の実態が明らかになっていきます。
総額は数千万円を超える金額。とても個人が返していけるような額ではありませんでした。

義父が事業用に用意していた借入枠も義母が勝手に使ってしまったり、ほとんどは義父名義のものばかり。
義父自身も金銭管理が苦手で、言われるままにサインや判子を押していたようです。

私はすぐに義父と夫に伝えました。
「もう返していけない額だと分かっていたので、違う選択肢を考えた方がいい」と。
夫からも同じように話しましたが、義父は「働ける限り自分で返す」と言い張り、各会社と直接話をして返済を続ける道を選びました。

今はよくても、働けなくなった時はどうするのか。年金もほとんどないのに――。
そう伝えても、義父は耳を貸そうとしませんでした。

その頃から義父は無理をして、休みの日も働きに出ていたと思います。
借金を背負い込み、意地になって何とかしようとする義父の姿は、どこか痛々しく映りました。
その姿を見るたびに、私は胸の奥にざらついた気持ちを抱えていました。
「このままで本当にいいのだろうか」
「いずれ私たちにも降りかかってくるのではないか」
そんな不安を抱えながらの日々でした。

私たち夫婦は「義実家のお金問題には立ち入らないでおこう」と話していました。
私たちがその借金を肩代わりできるわけではありません。
返済をあきらめて身軽になってほしいけれど、義父はそれを受け入れようとしない。

そんな中、金銭管理だけは私が担うことになり、義父の収入を口座に移したり、返済のために銀行に行く作業を続けました。

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