寒くなってきて、スーパーに並ぶ野菜も少しずつ変わってきましたね。
最近、わが家の食卓に欠かせないものがあります。
それは「浅漬け」。
娘がもう、漬物に目がなくて。
最近は、お漬物を食べながら「お漬物はデザートじゃありません!ご飯と一緒に食べるんで~」と私のモノマネまでしています。
朝ごはんがパンの日でも「あれ、お漬物ないの?」って聞いてくるくらいなんです(笑)
パンに浅漬け!?と悩んでしまいます。
漬物があまりなかった私の実家
実は私、もともとお漬物をあまり食べてこなかったんです。
実家の母が医療従事者だったこともあって、塩分にはかなり厳しい家庭で育ちました。
お醤油も「かける」んじゃなくて、お箸の先に「ちょんちょん」とつけるだけ。
醤油さしは後ろの穴を抑えて数滴たらすのがルール。
かけすぎには常に目を光らされていました。
どちらかというと、すだちや柚子といった柑橘系をかけて食べるのが当たり前でした。
だから、お漬物が食卓に並ぶことなんてほとんどなくて。
外食したときに、定食についてくるたくあんをポリポリ食べる…私にとってお漬物はそんな存在でした。
夫のリクエストで始まった「浅漬け作り」
そんな私が浅漬けを作るようになったのは、夫と結婚してから。
夫はお酒も飲むし、やっぱりごはんのお供に浅漬けが欲しいタイプ。
お漬物とお味噌汁さえあればご機嫌な人です。
「浅漬け作ってほしいなぁ」
結婚した当初、そう言われて思い出したのが、昔、母がたまーに作ってくれた「なすの即席漬け」でした。
塩揉みしたなすに、大葉を刻んで混ぜるだけのシンプルなもの。
そこから見よう見まねで、季節の野菜を塩で揉んだり、刻み昆布を入れたり、大人の分には鷹の爪を少し入れたり。
夫のために作り始めたのがきっかけでした。
娘の「漬物デビュー」は塩抜きから
そうやって夫がおいしそうに食べていると、やっぱり娘も欲しがるんですよね。
でも、私の頭の中には母の教え(減塩!)が染み付いていて(笑)
「小さい子に塩分たっぷりの漬物はどうなんだろう…」って心配で。
だから最初は、一度塩で味をつけてから、水にさらして「塩抜き」をして出していました。
「食べたいならいいよ、でもちょっと味薄くするね」って。
それが娘の口に合ったのか、もともと野菜好きなのもあって、パクパク食べるようになったんです。
野菜好きにはたまらない「かぶ」の季節
娘は本当に野菜が好き。
キャベツもレタスも、茹でても生でもバリバリ食べます。
旅行先でのバイキングでも最初に野菜をたっぷり入れてきます。
夏の間はずっと、きゅうりとなすが定番でした。
そして今、ハマっているのが「かぶ」。
先日の道の駅で買った野菜の中にも入っていましたが、千切りにしたかぶとかぶの葉っぱを塩にまぶして、刻んだ昆布と一緒にモミモミするだけ。

これが甘みがあって、本当においしいんですよね。
塩を入れても水分がたっぷり出るので、本当に薄塩になります。
私にとっては美味しさもありますが、水分量が季節の野菜のサインみたいに感じるところではあります。

朝、パンを食べている時でも「ママ、かぶのお漬物出して~」って言われると、ちょっと笑っちゃいます。
サラダ感覚なのかな?
野菜をおいしく食べてくれるのはうれしいことだし、手作りの浅漬けなら塩加減も調整できるから、まあいいかな。

私の育った環境とは違うけれど、こうやって「わが家の味」ができていくのも面白いなぁと思います。
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今日も読んでいただきありがとうございました。