義父のことを久しぶりに書こうと思います。
ケアハウスに入所してから、もう丸5ヶ月が過ぎました。
早いなぁ、と思う反面、あの怒濤の日々からすると、ずいぶん遠くまで来た気がしています。
同じシャツをまた買っていた話
少し前のことです。
義父から「花見に行くから新しい服が欲しい」と連絡があって、車で連れて行きました。
お店に入って、義父が選んだシャツを見たとき…。
あれ、これ前も買ってなかったっけ?
というか、絶対に買ってた。
色も柄も、ほぼ同じ。
デジャブかと思いました(笑)。

でも義父はすごく満足そうで、「これがいい、これにする」と迷いなし。
もうその顔を見たら何も言えないですよね。
「うん、似合うよ」ってうなずきました。
花見弁当を楽しみにしていた義父
その花見の話も、何度も聞きました。
「仕出し屋さんのお弁当を食べるんや」って、本当に嬉しそうで。
施設でみんなと一緒に桜を見て、お弁当を広げる。
それが義父にとって、すごく大きな楽しみだったみたい。

正直、入所前はこんな穏やかな話を聞けるようになるとは思っていなかったです。
体のこと、お金のこと、家のこと…いろんなことが山積みで、義父自身もしんどそうで。
それがこんなふうに「花見のお弁当が楽しみ」って話せるようになったんだなぁって。
なんだか、感慨深いです。
毎月イベントがあって退屈しないみたい
そういえば、以前、私もコスモス畑のことを記事に書いたんですよね。
施設では毎月なにかしらのイベントがあるみたいで、季節ごとに外出や行事があるそうです。
「退屈しないなぁ」と義父が言っていて、それを聞いてちょっと笑ってしまいました。
だって入所前の義父って、しゃべるのは好きだけど、どちらかというと人と群れるのが得意なタイプじゃなかったから。
それがこんなふうに「イベントが楽しみ」って言えるようになるんだなぁ、って。
人って、環境で変わるんですね。
施設生活5ヶ月、義父が変わったこと
本格的に生活し始めて、もう丸5ヶ月。
義父、随分と慣れてきたみたいです。
入所した頃は「慣れるかな」「馴染めるかな」とこちらもドキドキしていましたが、今はもう全然心配していません。
変わったなぁと感じること、いくつかあります。
① 連絡の内容が変わった
以前は暗い話し方の電話がしょっちゅうありました。
「次の受診どうしたらいいか」「薬がどうこう」「書類が来た」…。
でも最近は、そういう電話がほとんどなくなりました。
かかってくるのは、世間話みたいな電話。
これが一番大きな変化かもしれません。
② 元気そうな声
話す声が明るいんです。
施設に入る前は、どこか覇気がないというか、疲れた感じがあったんですよね。
今は電話口で笑い声が聞こえることもあって、それだけでほっとします。
③ 「誰かと話せるのがいい」と言うようになった
義父がぽつっと言っていました。
「誰かと話ができるのはいいなぁ」って。
義父はもともと人と話すのが好きなひとなので、一人暮らしの頃は孤独だったんだと思います。
施設には同じくらいの年代の方もいて、食事のときにお話ができる。
それがこんなに大事だったんだなぁ、とあらためて感じました。
④ 「食事を用意してもらえるのがありがたい」
これも義父から出た言葉です。
「毎日ご飯を考えなくていいのが、本当にありがたい」と。
入所前、一人暮らしの頃はちゃんと食べられているか、ずっと気になっていました。
栄養のことも心配だったし、体も弱っていたから。
今は施設で栄養バランスの取れた食事が出るので、そこへの心配がなくなったのは私にとっても大きいです。

「よかった」って、素直に思えるようになってきた
ここまでの道のりは、正直しんどかったです。
書ききれないくらいのことがありました。
でも、今こうして義父が「花見のお弁当が楽しみ」「秋はコスモスを見に行く」って笑っているのを聞いて。
ああ、ここに来るまでのことも、全部必要なことだったのかなぁって思えます。
まだ解決していないことも、宙ぶらりんのままのことも、正直たくさんある。
義父の家の問題も、まだ何も動いていないし。
でも今日の義父が穏やかなら、今はよしとしようかな、って。
そんな気持ちになっています。
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