ふくまる日記

毎日の子育てと介護。泣いたり笑ったりしながら書いています

【お遍路日記②】娘と一緒に行く極楽寺|朱色の本堂と“おもかるさん”の優しい願い

www.fukumaru2525.com

1番札所・霊山寺をあとにして、車で3分ほど。
あっという間に2番札所・極楽寺(ごくらくじ)へ到着しました。

 

88shikokuhenro.jp


こんなに近いんだ、と少し驚きつつ、
行楽シーズンということもあって、歩いて巡っているお遍路さんの姿もたくさん見かけました。

白衣姿で杖を持ち、ゆっくりと歩く人たち。
車の中からその姿を見ながら、娘が「すごいね、歩いてるね」と言っていました。
短い距離だけど、その一歩一歩にきっと思いがあるんだろうな。
そんなことを思いながら、ハンドルを握りました。


鮮やかな朱色の建物に息をのむ

霊山寺の落ち着いた“お寺”という雰囲気から一転、
極楽寺は鮮やかな朱色の建物がとても印象的でした。

七五三のお参りにも有名なお寺だそうで、
境内にはたくさんの旗が掲げられていて、とても華やか。
参道がまっすぐにのびていて、その綺麗さに心がすーっと整うような感覚がありました。

鳴門市指定の大杉も立派で、参道の向こうに青空と並ぶ姿はまるで絵のよう。
写真を撮りながら、思わず「きれいだね」と娘と顔を見合わせました。


「なにこれー!」娘が夢中になった仏足石

本堂に向かう手前で、石の上に仏さまの足形が残っている「仏足石」がありました。
「釈迦が説法をしたとき、石に足跡が残った」と伝えられているそうです。

娘はそれを見るなり、「なにこれー!」と興奮気味。
かなりのはしゃぎぶりに「そっと見るんだよ」と声をかけながら、
子どもの好奇心ってすごいなぁと思いました。

そこから長い階段を上って本堂へ。

上から見る景色がとてもきれいで、風が少しひんやりして心地よかったです。


娘の挑戦。「おもかるさん」で願いごと

本堂から右手に進むと、大師堂があります。
ここに安置されている大師像は「安産大師」とも呼ばれていて、
その手前にある「抱き地蔵尊」に娘がくぎづけになりました。

このお地蔵さま、「おもかるさん」という通称があって、
軽く感じたら願いが叶い、重く感じたら精進努力が必要と言われているそう。
説明を読んであげると、娘が「やってみたい!」とやる気満々。

「心の中でお願いするんだよ」と言ったのに、
しっかり口に出して唱えていました(笑)。
結果は…重く感じたそうです。
「また頑張ってここにくる!」と少し悔しそうに言う姿が、なんだか愛おしかったです。


飴のお接待と、やさしい気持ち

最後に納経堂へ行くと、娘に飴のお接待をしてくださいました。
娘は両手で受け取って、「ありがとうございます」とうれしそう。

1番札所ではグミ、2番札所では飴。
お遍路をしているうちに、少しずつ“人のぬくもり”を感じているようでした。
私もその姿を見ながら、心がほっこり。

お参りを終えて振り返ると、朱色の建物が青空に映えていて、
本当にきれいな風景でした。
極楽寺という名前の通り、心が少し“極楽”に近づいたような、そんな穏やかな時間でした。


※リンクにはアフィリエイト広告を含む場合があります。

今日も読んでいただきありがとうございました。
ランキングに参加中です。