住宅地をぬうように向かう道
2番札所から3番札所の金泉寺へは車で6分ほど。
思っていたより住宅地で、細い道をぬうように進んでいきました。
「あれ?こっちで合ってる?」
そんなことを何度かつぶやきながら、曲がり角を慎重に進む私。
そういえば、お遍路YouTuberさんも同じような場面で
「ん?ここでいいのかな?」なんて言ってたっけ。
思い出して、ひとりでくすっと笑いました。
静けさの中の金泉寺
やっとのことでたどりついた金泉寺は、
住宅の中にひっそりとあるような、静かで落ち着いたお寺でした。

門をくぐると空気がふっと変わって、
日差し少しやわらいだような気がしました。

参道は緑のトンネルのようになっていて、
木々の間を歩くたびに風が通り抜けていきます。
季節ごとにきっと違う表情を見せてくれるんだろうなと感じました。


娘は途中の「ごくらくばし」と書かれた小さな橋を見て、
「かわいい〜!」と大喜び。
その声が静かな境内に響いて、思わず笑ってしまいました。

あとで調べて知ったのですが、金泉寺には「弁慶の力石」という石があるそうで。
まったく気づかずに帰ってきて、「予習しておけばよかった〜」とちょっと悔やんでます。

「観音堂」と書かれた建物もとてもきれいで、
木の色と装飾のコントラストが美しくて、しばらく見入ってしまいました。
娘の小さなお参り
私が入口の正面で建物の写真を撮っていたら、
娘がすっと前に出て、手を合わせておじぎをしていました。

それがとても自然で、あまりに静かな瞬間で、
胸の奥がじんわりとあたたかくなりました。
目頭が熱くなりながら急いでパシャっと。
行く前は「え〜?おてら〜?」なんて言ってたのに、
気づけばちゃんと作法を身につけて、
この荘厳な空気を感じ取ってくれていて。
娘の背中を見ながら、小さな成長を感じました。
区切り打ちのいい締めくくり
今回は1番から3番までの“区切り打ち”。
最後がこの金泉寺です。
静けさの中に美しさがあって、
次の札所へつながる力をもらえた気がします。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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