ふくまる日記

毎日の子育てと介護。泣いたり笑ったりしながら書いています

《回想録》義父の入院中の様子と、私にのしかかった日々

義父が脳梗塞で入院した直後は、医師から「もう歩けないかもしれない」と言われていました。

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それでも杖を使って立ち上がり、歩く姿を見たとき私は少しほっとしました。
面会は週に1回、1人30分だけと制限があり、この時を見られたのは私だけです。
ほんの数歩でも「また歩ける」という希望を感じたのを覚えています。

一方、現実は簡単ではありませんでした。
看護師さんからは「トイレに行くときは必ず知らせてください」と言われていたのに、義父は勝手に行こうとして転んでしまったり、おもらししてしまうことも度々ありました。
入院した直後はおむつ生活でした。
体が思うように動かないことに、焦っているような、怒っているような…そんな様子に見えることもありました。

さらに、病院ではリハビリ病院への転院に向けた準備も進められており、先生や看護師さんからの説明を受けるのも私の役割でした。
同時に、介護保険の申請や保険会社への連絡といった手続きも必要になり、やるべきことは山積み。

家事・育児・仕事に加えて色々なことが重なり、私の生活には一気に大きな負担がのしかかりました。

夫とも介護について話し合う日々でした。
結婚当初から「親の介護は二人で協力していこう」という共通の思いはあったものの、夫は不規則な仕事で育児は実質ワンオペ。
現実は想像以上に過酷で、「本当にこの先やっていけるのだろうか」という不安でいっぱいでした。

考える時間もなく、ただ目の前のことをこなすことしかできなかった――そんな日々でした。
義父の回復を願う気持ちと、押し寄せる現実の忙しさ。
そのどちらにも追われながら、私は日々を必死に過ごしていました。

このころは考える余裕なんてなくて、夜は気を失うように寝ていた気がします。

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